「陣痛促進剤添付文書改訂10周年記念シンポジウム」
テーマ「安全なお産を考える」
〜これ以上悲しい事故を繰り返さないために〜  


日時 2002年9月21日(土)13時30分〜17時 (13時受付開始)
場所 
NTT麻布セミナーハウス 506号 (東京都港区南麻布4-5-63)
定員 
80名

最近になっても、当会に陣痛促進剤の被害に遭った人から入る相談は後を絶ちません。
陣痛促進剤は、私たちと厚生省(当時)の交渉によって、10年前に、添付文書の最大使用量が半分以下に改訂されたり、その後も、分娩監視装置の使用や、必要最小限の使用にとどめることなどのが異例の赤字で記載されて警告されるなど、厳重な注意のもとに使用しなければならない薬剤です。また、昨年12月には、分娩監視装置の使用がようやく義務付けられました。
しかし、相談のあった事例を見てみると、分娩監視がほとんどされていなかったり、違法な使用方法がされていることが結構あります。その上、病院からの説明は、未だに、十分ではありません。
それぞれの立場から、「安全なお産」を考える必要があります。

プログラム

●第一部 講演
出元明美さん (陣痛促進剤による被害を考える会)
   ・・・止まらない陣痛促進剤被害−−最新の被害集計と厚生労働省交渉から
佐々木静子さん (まつしま産婦人科小児科病院院長・産婦人科医師)
   ・・・自分らしいお産とは−−産科医師の立場から考える
加部一彦さん (愛育病院 新生児科部長・医師)
   ・・・赤ちゃんにとって安全なお産とは−−新生児科医師の立場から考える
貞友義典さん (弁護士)
 ・・・最近の産科医療裁判の傾向について−−何が問われているのか−

●第2部 陣痛促進剤被害者報告
〜どうすれば、事故は防げたか〜

・母親(出血多量)死亡- - 核心の分娩監視記録が破棄されていた   
・子宮破裂-児死亡-子宮摘出- -  医師が謝罪して和解
・児-脳性麻痺- -現役助産師が事故に遭ってしまった 
・児死亡- -産科看護助手が分娩介助、禁じられている筋肉注射をされて
・児死亡- -准看護師に任せっきりで医師に放置されて

●第3部 パネルディスカッションと質疑応答
〜繰り返される陣痛促進剤被害・産科事故を防ぐには〜
(パネラー)
佐々木静子(産婦人科医師)
加部一彦(新生児科医師)
貞友義典(弁護士)
出元明美(当会代表)
(司会)
勝村久司(当会世話人)


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