第6回「薬害根絶フォーラム」(2004年11月3日)
参加者アンケートの「意見・感想欄」回答一覧


●医薬部外品として、なし崩し的に販売されているのには危惧を感じる。同時にガムや飴などと一緒にトローチが売られているコンビニなどの販売方法等に関しての一定の要請や提言も必要。(例えば食品、菓子とは明確に区別するなど)
●薬害防止のキーワードは情報公開と当事者参加。健康進行とサプリメント使用、そして医薬品に対する抵抗感の減少という背景。医薬品の商品の特性として、特に重要なのは、効果と副作用は消費者の病状や老人か子どもか、他にどんなクスリを飲んでいるのかクスリによって大きく違ってくるということ。この消費者側の条件に大きく左右されるという点が再度確認されるべきでしょう。そこに一般用医薬品の販売に薬剤師関与の必要性があります。
●薬事法において、医薬一般販売業の情報提供義務は「開設者の努力義務」とされる。これを盾にして、販売側の都合の良い解釈と薬剤師の無自覚が今日の事態を招いた。ここで薬剤師の業務管理責任の意味を問いただしたい。
●病気を薬で治そうとするが、ガンをはじめとする殆どの病気が食事療法で治る。ガン食事療法全書(徳間書店)に詳しく書かれている。
●薬害をより深く考えるきっかけになった。
●医事に関わる専門家の責任の強化が必要。市販クスリについては問題があったら、すぐに厚生労働省が情報公開して回収すること。でもしない体質がある。
●薬剤師だが、改めて薬剤師の役割、クスリをどう見るのか感じさせられた。今後の取り組むべき課題が示されたと思う。
●大学で薬害についての講義がないのに危惧を感じた。友達に広げていきたい。
●薬局でも薬剤師資格のない人が販売している場合がある。一般の人は大差がないと思っているのでは。
●「ドラッグストアで薬剤師が一人で、開店時間は10:00〜23:00という状況で、現実的には勤務できないでしょう。」という許可申請の場合でも、書類等整っていれば受理しなくてはなりません。(薬事法員数省令の改正があり、ドラッグストア等の一般販売業は薬剤師一人でいい。)薬務課長会議などで国への指摘・要望としてあがれば、行政へ行っているはずなのですが、改善されない。改正検討部会ではOTCを販売する薬剤師ではない資格の創設を求める声など立場が違うとこうも考え方が違うのかと思うような意見が出ている。
●クスリに関わる人が薬害を知らないことには驚いた。
●薬害防止の一つの段階として治験の段階で薬の作用の見極めが必要。
●参考になった。規制緩和という言葉はよいが、弱者切り捨てになる傾向あり。内橋さん(経済評論家)の「規制緩和という悪夢」という本もあります。
●薬害を減らすには薬事法の強化が必要。経済優先の論理が働くことに強い反発を感じる。昭和35年頃は半径500メートル以内には薬品販売業者は一店舗であった。アメリカでは副作用死が死亡原因の第三位である。
●薬学教育に現場の薬剤師が蚊帳の外に置かれている。
●IND届のないことが決定的な制度の欠落。サリドマイドを機にアメリカは1960年代、欧州(英、仏、独)も1960年代、東欧を含む25カ国は2004年に制度化。
●副作用被害申請制度はコンビニでレシートを捨ててしまった場合は申請できない。
●コンビニの販売の是非以前に、薬局が深夜対応(欧州の例)できるように連携システムを構築すべきであり、その議論を提起して欲しい。
●クリニカルトライアルデータを公表する制度は世界的に進むが、日本は立ち遅れている。神戸の臨床衛生情報センターで登録が稼働しているが機構が連携すべき。
●「伝えることの大切さ」を感じました。
●OHP、字幕等があり、わかりやすかった。薬科大学で実施したことに意義あり。
●10〜19歳の間、全く知らずに皮膚科で処方し、ステロイドを使い続けた。ステロイドは一時的にしか効果がなくなると知り、怖くなってやめた。リバウンドでつらかったが、二年で落ち着いた。ステロイドの怖さを広めていっています。
●人間の醜さ故、なかなか根絶は難しい。薬害をなくすにはその恐ろしい事実をありのままに伝え、相手に言い逃れの出来ないほどの明確な証拠を突きつけることができたら、少しは減らすことは出来るでしょう。
●薬剤師の役割の今日が必要。規制緩和はもちろん個人的には一般薬の広告の禁止が必要。
●白衣を着用していても薬剤師ではないというのにびっくり。
●薬剤師を運動に絡めたほうがよい。飲み薬は処方箋が分かるが、注射は分からない。病院内で受けた処方は患者に伝えられるシステムは作れないでしょうか。
●各団体の現状が把握できて良かった。
●薬害の原因構図は製薬会社と国の癒着。そして、産科医も大きく関わっている。
●文字パネルがあってよかった。昭和62年に教科書からスモン、サリドマイドの記載がなくなったことに驚いた。
●専門家に知って欲しい。運動体のおかげで山口大学などでスライドを活用しての学生中心の学習会を持つなど、スモンに関して関心が少しだが高まってきた。
●規制緩和について考えさせられた。
●薬害の話をゼミで学んだが、被害者の話を聞けてより身近な問題というのが実感させられた。
●教育の重要性を認識した。
●薬剤師の役割強化の重要性。
●医師はクスリについて学ぶ時間は学生時代に6年間のなかでごくわずかです。