第8回「薬害根絶フォーラム」(2006年11月18日)
参加者アンケートの「意見・感想欄」回答一覧


●資料やプログラムの進行、受け付けの方の誘導も含め、とても完成度の高いフォーラムでした。第1部の途中からの参加でしたが。第1部は、パネラーの方が話されるたび、厚生省の怠慢、ずるさに対する憎しみ心からにじみ出ました。旧態依然で動かない厚生省の存在意義は、なになのか、被害に遭われた方のとてつもなく大きな響きを持って頭に入ってきました。薬害は、一筋縄では解決しないのが悔しい。いしずえの大野さんのお話で、街頭宣伝中に罵声を浴びせられた話がありましたが、薬害についてまだ誤解しているかたがいらっしゃることが悲しいです。ほかにも被告、企業から理不尽な発言されたなど。薬害根絶にむけ、いまだ厳しいげんじつが続いていることは、だまって聞き過ごせることではありません。一人一人の実体験が重く厚いものですから、時間が足りなくなりますね。パネラー、司会の方々ありがとうございました。第2部に。肝炎訴訟支援の学生として、薬害根絶に引き続きビデオを通してこの日の客観化ができました。大臣に面談し強く解決を要請するのは、大事なことです。また、ニュースをきいて驚くことは、コンビにで医薬品だったものが買えるようになるという事実です。「消費者の利便性」という甘い誘惑の裏に隠された国の目論見を私たちは国民は、見過ごしてはなりません。(法学部学生)
●今回、初めて参加したのですがまず、とても参考になりました。前半、被害者の訴えを聞いたときは、とても心が痛みました。自分が、正常でいられることがどんなに大事であるかをしりました。私は、大学サークル内で「薬害エイズ」の発表を行ったのですが、この会で話を聞いたことで、たくさん学べました。今後のサークルでも勉強していきたいと思います。貴重なお話をありがとうございました。(薬学部学生)
●薬剤師を目指している薬学生です。大学の授業では、「SJS「タミフル」などのキーワードは出ても、それ自体には、詳しく機会がありません。薬学6年制がどうにゅうされて、現在大学1年の授業が変わり、薬学がどう扱われるかわかりませんが、被害者の方の話を聞く機会が、増えてほしいと思います。(薬学部学生)
●こんなにも多くの薬害があったこちに驚きました。このように、私たちに薬害事件に対する正しい知識を理解させてくれるような機会が増えればとおもいました。(薬学部学生)
●勉強になりました。今日学んだことを活かしたいと思います。ありがとうございました。(薬学部学生)
●今日、多くの薬害被害者の「生の声」をうかがい、言われない差別、医療関係者の無知による不当な扱いなどを知ることができました。薬学教育に携わる者にとって、従来からの薬害問題には、関心を持っており、講義の中に実態に触れて触れてきたと思いましたが、不充分であったと感じました。今回のお話を重く受け止め今後の教育に活かしていきたいと考えております。(薬学部教員)
●本日お聞きしましたことは、薬学教育の中で活かしていきたいと存じます。(薬学部教員)
●教育現場の一人として頑張ります。(薬学部教員)
●日ごろ、患者さんの服薬指導をしていて、副作用がでているかチェックをしていますが、細かいところまで指導できていないこともあります。今日の話をきいて、私の仕事が命につながっていることを身にしみました。(病院勤務薬剤師)
●日ごろ、薬を受け取る患者さんから感じることは、薬は便利なものということです。しかし、実は、危険なものでもあるということ、そのことを、しっかり伝えなければ、感じてもらわなければ。良い薬が正しく使われることを確実にやっていかなければ十もいます。しかし、現実には、患者さんから「待時間を考えろ(具合の悪い方は、当然ですが)薬剤師は、薬を間違いなく揃えて出しさえすればいいんだ、どうして、検査値を薬剤師が聞くんだ、ドクターが出しているんだからそれでいいだろう、」といわれ、医師からは、「説明を詳しくしすぎるな、患者が不安になる、などなど言われる。しかし、今回この会に参加しやろうとしている思い(安全で有効な薬の提供)は、間違いないことを感じました。いろいろ工夫したり改善して患者さん、他の医療関係者と協力的に頑張ろうと思いました。(薬局勤務薬剤師)
●被害者の方々の貴重なご意見を聞かせていただきありがとうございました。医療現場で働いていて、医師の多剤処方等、色々問題を感じております。ぜひ、こういう場に医師を巻き込んで医療の安全性に直接影響力を持つ立場の職種にインパクトを与えていくことが必要だと思います。日々の勤務の中で重大な副作用の兆候をわかりやすく情報提供しながら副作用被害を防いでいけたらと気持ちを強くしました。(薬局勤務薬剤師)
●こんなにも沢山の薬害があることに驚いた。自分の身近にあってもおかしくない。むしろ薬剤師として働きつづける限り、誰かにおきれば「身近」と感じなければいけないとおもう。(薬局勤務薬剤師)
●科学的検証に基づき、薬害被害根絶のため今後ともこのようなシンポジウムを幅広くやっていく必要を大いに感じます。私どもの娘も陣痛促進剤被害で現在「知的障害者」となっています。産婦人科はつぶれてしまいましたが、医者は「将来ご両親の負担になるから、あきらめたほうが良い」と冷たい言葉でありました。小児科の私と同年の医師の必死の手当ての甲斐があって一命を取り留めましたが、障害が残ってしまい今日に至っています。医療ミスの大半は、ヒューマンエラーといわれています。高度資本主義社会に入った日本において、被害者の声を大いに取り上げ、再度、同じ間違いを起こさないように、厚労省、製薬メーカー、医療従事者、(医師、薬剤師、衣料品販売従事者、看護し、接骨し、鍼灸士)きっちり連携を取った有機的な組織を強力にする必要、薬害被害者団体支援が大きく成長されることを望み、協力したいと思います。(日本薬剤師会会員)
●副業として薬を扱う職業の者ですが医療関係者の少ないのに愕然とした。忙しいのもわかるが、薬剤師の参加がもっとあってもいいと思う。薬、医療に関する意識が低すぎる。大学でも薬効に関しては多く勉強するが、薬害に関してはほとんどなかった。今はどうなっているか知りませんが。現役薬剤師が多忙すぎて参加が少なかったのか。全国規模で卵の薬学生に講義できればいいと思う。ひとつの薬害ではなく教のフォーラムのように複数のものが良い。薬剤師を排出する大学には、積極的に薬害教育を行う義務があると思う。われわれ、薬剤師は、医療関係者として、筋を通す必要がある。以前、民医連の薬剤師の方に98、99ごろに連れてきていただいたのが幸いした。参加してよかったです。(医療センター研究者)
●陣痛促進剤で現在も被害が発生していることに残念な思いを持ちました。行政、メーカーだけでなく医療従事者の責任も問わなければ日本の薬害はなくならないでしょう。訴訟と違う責任を問う運動が求められています。被害者、弁護団とともに医療の中にいる者による支援組織を作ってリスクマネジメントにつなげた対策を作りたいと思います。(医療福祉関係者)
●第1部 お一人お一人の話が、具体的でとても良かった。対話形式になって、原稿を読むのではなくて、自分の言葉で話していただいた新しい試みとして良かったと思う。ただこの形式は、司会がしゃべりすぎの面があったことを差し引いても9人の話を90分や100分で聞くのは難しいと思いました。団体数が増えたので何か考える必要がありそうですね。一つ一つの事実の重さを心に刻んだ時間でした。第2部 一般薬、医療用薬に分けて今の動き、流れに対して批判的、建設的な視点が司会者とパネラーの方から出されて改めて考える機会が持てた。この問題について、私の中でずっともやもやと引っかかっているものがあります。そのことからすると、討論は、やや深みに欠けていたとおもいます。一般薬については、薬剤師が売ればそれで良いのか?むしろ、薬剤師が専門家としての役割を果たしてこなかったことが問題であり、薬剤師が、薬の売り方を改めることが必要です。医療現場では、臨床の専門家は、必ずしも薬の有効性、安全性評価の専門家ではないことが問題だと思います。一番最後にの花井さんの視的が本質をついていました。(薬害被害者)
●薬害被害の実態の一部を知ることができました。今までのほうどうのニュース、新聞以上に強く感じました。薬についてあらためていろいろと感じました。タミフルについても気をつけなければ、、と思いました。薬は、異物である!!に同感しました。タミフルなどについては、もっともっと世間に知らしめるように。ぜひ何とかしていかないとと思いました。とりあえずは、周りの人たちに口コミでもつたえたいとおもいました。(薬害被害者)
●活動の充実と成果が感じられました。すばらしい会でした。(一般)
●産婦人科は、サリドマイドの教訓が生かされていないのが非常に残念です。ビデオを見ましたが、厚労省の方は、必死に聞いていない姿が見えて苛立ちを感じた。マスコミが誤った報道をし、感染する病気でないのに病院では、差別される。心痛です。薬剤師の思い込みの説明は止めてほしい。薬害の怖さを消してはいけないと思う。医師と薬剤師の連携が取れていない。(匿名)
●さまざまな薬害があるが、やはり、根のところでつながっているように思えた。病気を治したい一心儲けを出したい企業、不充分な情報しかなくても治療をする医療者、利便性を求める世の風潮、、、そうしたものの上で、すんでのところ、薬は、バランスを取っているように思う。TVや新聞で見聞きするとわかったような気になるが、対面して被害者の方の話を伺うとことの重さを何倍も感じる。やはり教育の中にこういう場を取り入れていくことが必要と思う。(匿名)
●医薬品は、医療用一般用を問わず効能も副作用もすべて、統計学より成り立っていて、患者によって同じ効果、副作用が出るとは限らないことを医療側も患者側ももっと理解すべきではないか?副作用と薬害とは、本質的には、異なるところもあるし、予期できない効能・副作用もあることを知っておくべきだと思う。消費者(患者)は、もっと利口になりましょう。ただし、例え1パーセントでも、そのヒトにとっては100パーセントであり、そのヒトのためのセーフティネットを確立することが必要ではないか?(匿名)