坂口厚生大臣の話

2003年8月22日(薬害根絶デー)
 厚生労働省内「誓いの碑」前


 それでは、皆さんお暑うございます。
 一言だけご挨拶をさせていただきたいと思いますが、いつも8月の24日、この「誓いの碑」の前で皆さんとお会いをすることにいたしております。今年は、私が24日の日にいないということもございまして、少し期日を繰り上げていただいたのではないかと思っております。
 いずれにいたしましても、平成11年にこの碑が出来ましてから、今日まで、この会談は続いてきておるわけでございます。そして、この厚生労働省の敷地内にこの碑が作られたというところに大きな意義があるものというふうに思っている次第でございます。
 私も大臣に就任をさせていただきましてから、いわゆる脳硬膜によりますところのヤコブ病の皆さん方との解決、いわゆる和解の場に立ち合わせていただきました。(中略)皆さんとできるだけ協調をしていきたい、そんな思いで今日まで参ったところでございます。厚生労働省の中におきます構造改革、そしてまた人員の拡充等を図ってきたところでございます。できるだけ話し合いはオープンにして、そして皆さんのご意見をお聞きをしたい、ということで今日を迎えております。
 ただいま、いろいろの角度からのお話がございました。こうした一つ一つにつきましては、この後、医薬局との話し合いもしていただくようでございますから、具体的なことはそちらにゆだねたいというふうに思っておりますが、いずれにいたしましても皆さん、とりわけサリドマイド、あるいはまたHIV、スモンはじめといたしまして、今ご参加をいただいております皆さん方との関係を密にしながら、よくご相談を申し上げて今後の問題に取り組んでいきたいと考えているところでございます。
 どうぞ、こうした意味で、私達も最善の努力をする覚悟でございますので、皆さん方とひとつこれからお話し合いがスムーズに進みますことを期待をいたしておるところでございます。今日はこうした集いに出席をさせていただいたことに感謝をいたしますし、皆さん方も、どうぞひとつこれからもまた、我々との誠意あるお話に応じていただくようお願いを申しあげたいと思います。ありがとうございました。


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